What’s Michael? (ホワッツ マイケル?) (漫画 小林まこと著・講談社 ) 感想

昔人気があって話題になったギャグ漫画でしたので、気になって先日第1巻だけ買って読んでみました。タイトルのマイケルは主役の猫の名前です。この作品を今読んで面白いかというと、そうは言えないです。ちょっと辛い。

 
ただ、この作品は初出が1984年で今からおおよそ35年前の作品であり、当時の他の漫画やテレビのお笑い番組を思い返してみると結構斬新なことをやっていたのではないかと想像してます。それを考慮して今笑えるか笑えないかの基準で考えると健闘していると言っていいと思います。

それにしても、表情が豊かなのっていいな、とか思いました。スクーターを運転している女性がノーヘルだったりするのも時代を感じます。(全てのバイクでヘルメットの着用が義務化されたのは1986年)

この作品は「モーニング」という、ストーリー主体の一般的な週刊漫画雑誌に掲載されていました。1話6ページです。そのせいか単行本でまとめて読むよりも、そういうストーリー漫画の中で息抜き的に読める状況のほうが読んで楽しく感じられるような気がします。そういう意味で、当時雑誌連載時に読んでいた人は恵まれていて、更に言うなら今もこのような息抜き的に読んで楽しい漫画はあるのだろうから、漫画をより楽しむには雑誌を買って読むのがベストなのだと改めて思いました。

なお、同じ作者の作品「青春少年マガジン1978~1983」の第8話で、この作品について名物編集者との絡みで少しだけ経緯が触れられています。その中の印象的な言葉が

「この人がタダでほめることはありえない・・・・」

です。この漫画に愛着のある方は、ぜひご一読をどうぞ!
 
 
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今回はショートアニメです。


「戦闘シーンの曲に力士は四股を踏み続ける」
 

 

私が買ったのは左から2番目の講談社まんが文庫版です。全8巻で完結なのですが、その後に9巻目というのがあって(右から2番目)、コミックの値段が今見たら4800円だったのですが、一体何があったんだろう。そのkindle版は756円でした。